10月号: I can ask for help.

母親が最近手術を受けて安静にしなければならない。

二人暮らしだから家事はすべて僕がやらなければ。

こういう時なぜか張り切ってしまう。

だけど、すぐに限界が来た。テスト前で忙しくて進路も危ぶまれていてイライラ。

ある日、僕が作ったものを口にした母が言った。

「このスープ、味が薄いね」

その瞬間、ブチ切れた。席を立ち、なにをしたのか覚えていない。

食卓に戻った時、母はうつむいていた。僕は、罪悪感で一杯になった。

これは暴力だ。

それから黙ったまま、ナギ状態です。  (キッドA)

 

クロイヌ相談所 所長🐾クロイヌです。

キッドAさん、メールありがとう。

まずは、その心のうちを外に出してくれたこと、それだけでOKだ。

Aさんは自分の言動を振り返って「暴力だ」と認められたね。

認めたことは変えられる。

 

暴力の始まりは、心の壁です。感情を見せないように守っている「心のシールド」が次第に強硬に幾重にも重なる時、「心の壁」が生まれる。

誰にも自分の気持ちを見せず、なんでもないフリをする状態。

そうして自分を守っているうちに、誰かと気持ちのやり取りができなくなって抱え込んでいく。

気もちは自分自身だから、それを閉じ込めていると、自己否定感がふくらむんだ。

一生懸命やっていても、いつも足りない感じ。

それを埋めようと、誰かに必要とされることにしがみつく

それは、誰かのために自分のエネルギーを消耗させていく共依存という状態。

一生懸命やるほどに、世間からはほめたたえられることもあるけど、心の芯には空虚な穴が広がっていく。

 

かなしい気持ち ゴロンゴロン

つらい気持ち ゴロンゴロン

くるしい気持ち ゴロンゴロン

だんだんムカムカ

だんだんイライラ

自己否定感 どっこいしょ

自己否定感 なんのその

 ある日 こころをのぞいてみたら

うらみまんじゅう・・・



まずは自分を救うことを第一に考えよう。
そこからが始まり!

 

お母さんとはしばらく無理のない安全な距離を取ろう。

 

一人で背負い込まずに、助けを求める先を見つけよう。

重い荷物(自分の素直な気持ち)をありのままに下ろせる場所を作ろう。

 

…自分の周りに蜘蛛の巣を張り巡らすように安心のネットワークを作っていこう。

もちろん、クロイヌも一緒に考えるよ。

 🐾クロイヌ

 


キッズA   KID A  RADIOHEAD

 

ぼくはそっと立ち去る

白々しい嘘をついて

ぼくの頭は串刺し
きみは腹話術師

きみはベッドの端の影に立って

ねずみと子どもは ぼくを追って街を出る
さあおいで 子どもたち

 

レイディオ・ヘッドのトム・ヨークを語るのは、なかなか容易くない。生まれつき不自由な左目、そのことでいじめを受けた子ども時代、10代で始めたハンド、大人になって苦しんだ鬱…エピソードはいろいろあるけど、救いを求めてきた人の歌は、どんな慰めより、見知らぬ者の救いとなる。その救いは、音を聴いて感じとるしかない。

 

 

ジョン・メイヤーのカバー


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