

私はもともと人づきあいが苦手で、よ く周囲に壁を作ってしまいます。中学生 くらいから周囲に壁を作り、人を寄せつ けないようにしていました。それでも最近ようやく友だちができましたが、いまだにこの癖は直らず、気がつくと自分は周囲と関わるのを恐れ、閉じています。 私はどうすればいいのでしょうか? PN. カンナ

カンナさん、クロイヌ相談所 所長🐾クロイヌです。
まずは、心の内の苦悩を聴かせてくれてありがとう。
自分の心の外に出すって、大きな一歩です。
面倒だからAIに相談して、自分でなんとかしよう、という対処だと、波風は立たないんだけれど、自分の内側はオールウェイズ暴風波浪警報発令中、、、ということになる。
だけどさ・・・
できない自分を認めるから、自分と仲良くなれたり
カッコ悪い自分をさらすから、自分を愛せたり、
間違えたら誤魔化さずに謝るから、自分を好きになれたり、
やっぱり「他人」は必要なんだ。
壁をなくすことより、壁の正体を見てみよう。
そもそも、その壁は何によって生まれたのか?
生まれた時は、壁もないし、閉じてもいなかったはず。
カンナさんの<素の姿を見せてはならない>という壁は、周囲に愛されたくて、認められたくて、作り出したシールドだったはず。

次第に、それが自分を不自由にする「壁」になっていると気づいたなら、
こころの内にまかれた言葉のタネを掘り起こしてみよう。

高校生の頃の僕は、人とコミュニケーションが取れない、どう取っていいか分からなかった。
当時はそれを自覚できず、何か分かんないけど苦しいと感じていた。
それを「弱い自分」と感じ、認めたくなくて、「世界が悪いんだ」と思い込んだ。
弱い、怖い、寂しい、分からない、出来ない自分を否定し、世界を拒絶し続けると、「何もしない自分」が出来上がっていた。
何もしなければ反応は返ってこない。傷付くこともない。
僕は10年ひきこもることになった。
僕は長いことずっと光と影が同時にあることに気付かず、見ようともせず、自分の影にばかり焦点をあて、陰キャな自分を嫌い、陽キャに憧れてきた。
でも振り返れば、高校時代もひきこもり中も、光はあったんだ。
音楽の話に夢中になったり、TEENSPOSTとつながったり、暗黒の闇ばかりと思っていた10代、20代が、最近になって色んな色が混ざりあったものに見えてきて、そんな自分に驚いている。
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チナホマレ
元ひきこもり10年選手。30年前10代の時TEENSPOSTにつながった元17歳少年。生まれ育った沖縄の離島で今日ものんびり暮らす。TEENSPOST スタジオ悠で会員限定無料プログラム「沖縄からだケア」担当。
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