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4月号 : I can take care of myself.

高校3年になり、いよいよ将来のこと考えなければならない年です。
クラスも変わり、3年間同じクラスだった友だちいるけれど、なんかすきま風が吹いてます。
何か言うにも、何をするにも、<嫌われないか><よく思われるか><変に見られないか>…そんなことばかり考えて、相手を信じられないんだなって。  PN 桜の森


桜の森さん

はじめまして。メール読みました。

春は色々変化がある時ですね。

そういうときは、心の中にいろんな感情が湧いてきています。

不安、緊張、疲れ、恐れ、寂しさ・・・

 

だけど、<・・・しなければ>とアタマの声が強くなると、かき消されてしまう。

そして、<嫌われないか><よく思われるか><変に見られないか>が湧いてくる。

それはナルシシズムとも呼ばれる。自分を守ろうとするあまり、他人の目や評価が気になって、自分がなくなっている状態。自分のことばかり考えて、相手がいない状態。

 

相手が思い通りの反応をしないと、<受け入れられていない>という思いを現実のものとして、無理にとりつくろったり、<傷ついた>と自分を憐れんだり、相手を恨んだり、自分を責めたり、犠牲者意識が出てきたり…

 

これはつらいよね。

自分も相手も信じられなくて、仲良くなれないでしょう。

 

そこからの脱出法は、まずは自分と仲良くなること。

え? どうやって自分と仲良くするの?と思うなら、それを考えて悩むことから始めてみよう。

どうしたら自分と仲良くできるか?

いつどこで自分と仲良くしているか?

そう考えるときには、答えがすぐに出なくても、自分と仲良くなっているよ

 

🐾クロイヌ


♪赤ひとりでできる こころの手あて鉛筆

鉛筆あなたの好きなものを書いてみよう。
それのどんなところが好きかな

鉛筆 あなたの好きな色はなに?
その色はどんなイメージ?
思いつく限りことばにしてみよう。

よつば好きなものは、あなた自身。
よつば好きな色は、あなたが人から見られたいイメージかも。

 

📕ひとりでできる こころの手あて セルフケアがわかる本」より


18歳から10年間引きこもっていたが、その間にいくつかバイトをした。 
 その1つ、20歳頃に清掃会社に入り、海辺のリゾートホテルの客室清掃に配置された。 
 思えば、基本1人で黙々と出来たその仕事は自分に合っていたようにも思えけれど、その時はとにかく外の世界と接する事が苦しくてしかたなかった時期、出勤前はとにかく緊張していた。 
 出勤準備する時は、salyuのシングルCDをリピート再生していた。それは何となくしていたのだけれど、ルーティーン化する事で、緊張をほぐしていたのだろう。 
 1曲目の壮大な感じとは打って変わり、2曲目は内省的な歌詞と曲調で、僕の心細さを表しているようだった。 
  

 私の心は何でできているのか思い 
 あの人ならばあまり好きになれない自分知った 
 きっとまた 捉えきれないままでいようとしてた 
 雨の後には虹が架かり 耳を澄ましてた 
 陽炎の向こうに誰かが揺れている 
 季節をはずれた熱さに 忘れてた夢さえ転んでた 
 心の片隅にある密かな囁きは 私を越えてどこか遠く 
 さまよい泳いでいるだろう 


結局、その仕事は3ヶ月ほどで辞めてしまった。多分6月から8月くらいで、夏の日差しと空気に含まれる湿度を感じながら、自転車をこいで職場まで向かったあの心許なさを、今でも覚えている。 
 あの時言葉に出来なかった気持ちは、今こうして書いてみると、何故だか大切な宝物のように思える。自転車をこぐ20歳僕に声をかけよう。大丈夫だよ。  (知名 誉)


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