コミュニケーションはダンスのステップみたい。
自分だけがツライと思うときも、いつもと同じステップで同じダンスを踊っている。
相手を変えることはできなくても、自分が新しいステップを踏むと、ダンスは変わるんだ。
まずは、こじれる関係あるある3つのステップからチェックしてみよう。
ギャオス
言い分を「あなたメッセージ」で一方的にぶつける攻撃ステップ。
コミュニケーションを《勝ち負け》 《主張が通れば成功》と考えるため、常にファイティングポーズ満々だが、言い分が通らないとやさぐれる。
その結果・・・
上下関係のパワーゲームとなり、関係を壊すことになる。
オドオド
相手より下に立ち、相手の様子を伺い、自分の気持ちをおさえて、相手次第で相手に従う受身ステップ。
意見の違いでぶつかりそうになると波風立てないように回避する。
その結果・・・
相手に服従する関係になったり、相手から誤解を受けたり、信頼関係が結べない。
ムッツリ
表面的にはソフトだが、常に自分は正しいところに立って、 穏やかなトーンの 「あなたメッセージ」で相手に罪悪感を抱かせ、思い通りにコントロール しようとする受身的攻撃ステップ。
その結果・・・
表面的には波風は立たなくても、お互いをコントロールし合う息苦しい緊張感が漂う。
この3つのステップ、
どんなとき、誰に対して、どんな場面で使ったかな?
あとで、どんな気分になった?
その相手とは、どんな関係になった?
↑これを認めると、いままでとちがう新しいステップでやりなおせるんだよ!認めたことは変えられるんだ!
4番目のステップは「アサーティブ(Assertive)」
相手を思い通りにしようとしたり、相手の思い通りになろうとしたり、相手次第になるのではなく、自分の気持ちにしたがって、シンプルに自分の気持ちを表現し、相手の気持ちに耳を傾け、折り合っていくステップ。
アサーティブ
自分のと相手の気持ちに耳を澄ませ、お互いの気持ちを正直に、オープンに伝え合えるステップ。
コミュニケーションは勝ち負けじゃない。
自分の気持、相手の気持ち、折り合いながら、新しいコミュニケーションのダンスを踊る。
キレるステップで自分の気持ちをぶつけたと認めたら、
タメる ステップで気持ちを飲み込んでいると認めたら、
コモるステップで相手をコントロールしていると認めたら、
I feel、I am、I want、I need
自分を主語にする「I(アイ)メッセージ」で、
素直に自分の気持ちを表現してみよう。
そして、相手の気持ちを聴いてみる。
新しいダンスのはじまり。
Let's Dance!
コミュニケーションは、ガマン比べじゃない、コントロールバトルでもない。
勝ち負けをこえた、自分を好きになるアサーティブなダンスを踊ろう♪
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