特定非営利活動法人TEENSPOST
代表理事
八巻香織 YAMAKI KAORI
世代やさまざまな違いをこえて、共に生きるための心の手あて、感情リテラシー、アサーティブネス、非暴力、家族ケア、支援者のセルフケアをテーマにした学びを企画運営。
著書に「気もちのミカタ」「こじれない人間関係のレッスン」「気もちのリテラシー」「ひとりでできる こころの手あて」「こじれないNOの伝え方」などがある。
♪ 1992年「ティーンズポスト 」を立ち上げ、子どもの権利擁護と、暴力から自由になる社会づくりのために、1994年、10代対象レターカウンセリング「思春期相談室ティーンズポスト」を開設。10代から届く一次情報に耳を澄ませながら、家族や支援現場で大人に必要なセルフケアとコミュニケーションの各種プログラムを企画運営。
♪1997年東京町田にフリースペース「スタジオ悠」をオープン。東京都福祉保健財団より継続支援を得て、年齢性別をこえた心の健康と心地よいコミュニケーションを学びあう「精神保健地域福祉サービス」を提供。
♪全国各地の教育・医療・福祉機関、社会教育、男女参画センターでの研修、精神保健福祉センターでの相談会、職場や市民活動のスタッフ研修などで、「わかりやすく、楽しく、あたたかい」をモットーに、子どもから大人まで、現場のニーズにそったオーダーメイドの講演/研修を届ける。
♪2000年より“内向する暴力”の本質的予防として非暴力プログラムSPA(Safer Peaceful Action)づくりに着手。米国の精神保健施設Hazelden、治療共同体Amity、暴力予防教育家 Paul Kivel氏や、PETA(フィリピン教育演劇協会)、東南アジアの子ども支援NGОの協力を得て、安全なコミュニティづくりのためのカリキュラム、テキスト、指導書を執筆。WAM(独立行政法人福祉医療機構)より“優良事業”として評価を得て、各地の小中高校に出前プログラムを届ける。小中学校、高校、看護専門学校、大学の子ども若者たちから、「どうして大人はこんなに大事なことを今まで教えてくれなかったのだろう」と感想をもらう
●『気持ちのミカタ』(合同出版=刊) NEW!
●『改訂版 ひとりでできる こころの手あて セルフケアがわかる本』(太郎次郎社=刊) NEW!
●『こじれないNOの伝え方 ほどよい距離で付き合える』(太郎次郎社=刊) NEW!
●『気もちのリテラシー 「わたし」と世界をつなぐ12の感情』(太郎次郎社=刊) NEW!
●『スッキリ!気持ち伝えるレッスン帳』(新水社=刊)
●『カンタン!アサーティブBOOK 自分の気持ちスッキリ伝えるレッスン帳』(すばる舎=刊)
●『こじれない人間関係のレッスン 7days アサーティブネス』(太郎次郎社=刊)
●『新版 ひとりでできる こころの手あて セルフケアノート』(新水社=刊)
●『みんな子どもだった 子どもの目で見た半世紀』(編著 ビクターエンターテインメント=刊)
●『こじれない 人間関係のおけいこ アサーティブネスしようよ』(ビクターエンターテインメント=刊)
●『手紙でしか言えなかった レターカウンセリングの子どもたち』(新水社=刊)
●『ひとりでできる こころの手あて 私はわたしのカウンセラー』(ビクターエンターテインメント=刊)
共著
●『子どもの世間』共著: 斎藤茂男=編集 (小学館=刊)
●『ティーンズメール』佐和野愛として朝日新聞コラムに連載(朝日新聞学芸部=編集、教育資料出版=刊)
●『大人にも読める思春期ガイダンス』(伊藤悟著:講演録収載:現代書館=刊)
●『生きざま政治のネットワーク』(共著:現代書館=刊)
絵本(TEENSPOST=刊)
●翻訳絵本『ファジーのきもち』
●翻訳絵本『クロちゃんとリビングのぞうさん』
●非暴力絵本『クマのリーダー』
🌱My Life
Story
代々木公園が米軍宿舎ワシントンハイツだった頃から東京渋谷周辺で子ども期を過ごす。小学校の通知表に「いつも窓の外を見ています」と記される。中学校では朝礼の校庭で同級生がバタバタと倒れメディアが取材に来て「集団ヒステリーか?」と騒がれたが、後に光化学スモッグの影響であることが判明。その頃、図書館で手にした「無知の涙」(永山則夫=著)に衝撃を受ける。思春期には、1970年代の街で魅力的な大人からクリエイティブな生き方を学ぶ一方、不動産バブルの地上げにより、コミュニティが崩壊する様を目の当たりにする。慶應義塾大学法学部卒業。在学中、医療刑務所へピアノ演奏で慰問にいく機会を得る。都心から町田に移り、娘と息子を出産。教育雑誌「ひと」の編集委員として、いじめ自殺事件や在日アジア女性のシェルターの取材執筆をする。雪の日の公園に捨てられていたクロ(TEENSPOSTのキャラ犬)を家族の一員に迎えた年の春、TEENSPOSTを立ち上げ、国内外を旅して30年が過ぎた。19歳で徴兵されたシベリヤ抑留体験を小学生に語り継いだ父、病弱で進学断念したが保護司として活動した母、その晩年の姿を偲びつつ、出会った人々と共に
“いま、できることをやること” で、道なき道を歩き続けている。 2023年10月記